第15回クリエイティブ会議
その時代や街を象徴するようなプロダクトがある。今回のクリエイティブ会議では、特に家具にフォーカスし、そのデザインや、それが生まれるプロセスについて掘り下げる。
東日本大震災の後、その街から生まれる家具、そして産業をつくるために「石巻工房」を立ち上げ、世界へ展開するブランドへと育てた芦沢啓治さんと、石巻工房の代表作でもある「AA STOOL」をデザインした鈴野浩一さん。2人の建築家をゲストに迎え、発想から行動、そして社会に定着するまでの物語を聞いてみたい。
なお、このトークショーは、その後行われる家具のデザインコンペのオリエンテーションも兼ねている。テーマは、「街に置くベンチ」。ゲストの2人はその審査員でもある。このクリエイティブ会議を学生からデザイナー、街で新たな活動にチャレンジしたい人々へのメッセージとしたい。
─馬場正尊(株式会社Q1 代表取締役)─
※申込期間:8月20日[火]〜8月31日[土]18:00まで
※オンライン参加者には、ご連絡いただいたメールアドレスへ参加URLをお送りします
※申込状況により、早期締切の場合がございます。あらかじめご了承ください
2005年より「芦沢啓治建築設計事務所」主宰。「正直なデザイン/Honest Design」をモットーに、クラフトを重視しながら建築、インテリア、家具などトータルにデザイン。東日本大震災の復旧から生まれた「石巻工房」のファウンダーも務める。近年はTRUNK(HOTEL) YOYOGI PARKなどが竣工し、国内外の建築やインテリアプロジェクト、カリモク家具やKOKUYOなど家具メーカーとのデザインも手掛ける。
2004年に禿真哉(かむろ・しんや)とトラフ建築設計事務所設立。建築の設計をはじめ、インテリア、展覧会の会場構成、プロダクトデザイン、空間インスタレーションなど多岐に渡り、建築的な思考をベースに取り組んでいる。主な作品に「港北の住宅」「空気の器」「Big T」「TOKYOBIKE TOKYO」など。
株式会社Q1代表取締役/Open A代表/東北芸術工科大学教授/建築家。1968年佐賀県生まれ。早稲田大学大学院博士課程建築学専攻単位取得満期退学。修士。博報堂、雑誌『A』編集長を経て、2003年に(株)OpenAを設立。同時期に「東京R不動産」を始める。建築設計・リノベーション(建築の再生)を専門とする。主な作品に、「観月橋団地再生」(2012年)、「Under Construction」(2017年)、「旧那古野小学校施設活用事業」(2019年)など。2015年より公共空間のマッチング事業『公共R不動産』立ち上げ。2017年より沼津市都市公園内の宿泊施設『INN THE PARK』を運営。近著に『民間主導・行政支援の公民連携の教科書』(学芸出版、2019、共著)、『テンポラリーアーキテクチャー:仮設建築と社会実験』(学芸出版、2020、共著)など。